東日本大震災から1年

今年に入って葬儀が2回あり、久しぶりに会う親戚や友達から「そういえば浦安は地震で大変だったみたいだね」とよく聞かれました。震災から2週間は東北ばかり報道されていましたが、その後、東京に近い震災被害地として、浦安の液状化がだいぶ報道され、それから浦安の液状化は有名になりました。最近では、液状化対策が行われていなかったと、デベロッパーへの訴訟も起こり始めました。戸建て地区では傾いた住宅を直す工事があちこちで行われ、半年くらい工事待ちの状態みたいです。
浦安市も復興計画をまとめたみたいですが、忙しくて内容を確認していませんが、復興工事がまだ始まったばかりなのに、新庁舎建設の設計が再開されるそうで、復興にある程度めどがたってから、新庁舎建設を再開しても良いのではないかと思います。
 高洲複合公民館は3年前にできたばかりですが、建物の周囲が50cm程度下がってしまい、取りあえずアスファルトのスロープを設けて再開されています。
 高洲中央公園の駐車場の下には、耐震防災水槽が設けられていて、断水時の給水に使われるために設けられたのにもかかわらず、取り出し口のマンホールが地上2mくらいまで飛び出し、給水には使うことができませんでした。ここは早く復旧しなければいけないのですが、市長が震災を思い出すモニュメントにしたいと言い出し、地域住民は大反対、でもそのままとなっています。
 地区内の歩道のいたるところは、雨が降ると大きな水溜りができています。
高洲中央公園の河津桜は、今年の寒さでまだ芽が硬い状態です。

復興工事も河川の堤防工事、水道や下水道の工事から始まっています。道路や歩道の工事はまだまだ先になりますが、ただ復旧が終わっても浦安のブランドは下がってしまいました。今まで以上に景観まちづくりが必要と思いますが、今年度は景観審議会は1回も開かれず、今後の景観行政の対応に不安が残ります。

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