雪の京都庭園&街並みツアー10 桂離宮1

25年前、不動産会社を退社して、現在の仕事のきっかけとなった事務所に入社するまでの間に、京都奈良に詳しい方と一緒に、街並みや寺院を見にに行ったとき以来の桂離宮。
10時からの案内にあわせて、花園から嵯峨野経由で阪急桂駅に行きそこから歩いて15分くらいで桂離宮の外周が見えてきます。桂川沿いを北側の入口まで歩く道路沿いの垣根は、桂垣と言われ園内に生えている淡竹をそのまま幹の中ほどから折り曲げて、下地となる竹垣に編んでいるので一年中青いままの垣根となります。
表門の両側の通路沿いに続く垣根は、穂垣と言われています。真竹の先を斜めに切ったものを等間隔に並べ、その間に淡竹の枝を横にさばいて編み、シュロ縄で化粧結びされた独自の垣根です。25年前は、入口で案内されるのを待っていましたが、現在は中に立派な待合室があり、事前に
ビデオで桂離宮の説明を見ることができます。
入口を入って右に曲がると、現在工事中で見ることはできなかった御幸門からの御幸道は、奥行きが感じられるように土橋を少し曲げているそうです。
霰こぼしと呼ばれる手法で石を敷き詰めた道で、水はけが良いように中央が盛り上がっている。
2011年最後の見学グループは、30名くらいの方がいて、宮内庁の案内係が先頭に歩き、最後に警備の方が歩き、勝手にルート以外に行かないように見守られていました。以前はそんなに説明を受けた記憶がないのですが、今回はとても詳しく、そしておもしろく大きな声で説明されていたので、説明の内容をよく覚えています。
今回は補修のため、めずらしく池の水が抜かれていて、池に移る風景を見ることはできませんでしたが、池の石組などを見ることができました。
桂離宮2につづく

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