既存の桜を活かしたブリリアテラス三鷹の杜

ここは、開発前の広告代理店のコンペで街並み提案をお手伝いしました。広告代理店は仕事を取れたのですが、私は仕事にはなりませんでしたが、その時に提案が随所に活かされています。桜が何本もあった銀行の運動場だった場所で、ゲート公園や中央の公園に残されています。
西側地区外道路側は、塀をめぐらしクローズドを高めています。ゲーテッドコミュニティをコンセプトにしています。
街区の入口はゲート製を高めるウォールが設けられています。



宅地規模は、120㎡と大きくないのですが、建蔽率が40%、容積率が80%なので敷地にゆとりがあります。街区道路に電柱はあるのですが、南入宅地への架線が横断していないので南入りの街並みはすっきりしています。


そのからくりは?北側の電柱から隣地境界上部に架線を通し、受電ポールを南北宅地間に設けているからです。敷地にゆとりがないとできないやり方ですが、よくやったと思います。


街区の角には。コーナーウォールとコーナーツリーが設けられ、コーナーの演出がされています。


ここでは、東京都独自の環境整備地区地区計画が設けられています。通常の地区計画に道路沿いの緑化を促進させる地区計画です。敷地の接道部分の半分以上の緑化を義務づけています。
しかし、緑のボリュームがないのであまり緑を多く感じる街並みとはなっていません。残念です。
最初のころは高木などの緑も多く自転車置場もうまく隠しています。

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