集落の屋根全部が赤瓦

先月の9月26日~28日まで広島県北広島町において開催された全国草原サミット&シンポジウムに、森林塾青水の事例発表のため行ってきまし
た。広島空港から1時間半かかる場所でダムとスキー場が多い町です。高速を降りて北広島町に近づくにつれて赤瓦の家が多くなりそのうちどの建物も赤瓦の集落になってしまいました。この赤瓦は、石州瓦といい島根県石見地方で生産され、三州瓦、淡路瓦と並び日本3大瓦のひとつです。5年くらい前に石州瓦の廃瓦利用計画の企画書を作成するために、江津の工場を見学し、詳しく説明を受けたことがあります。高温で焼かれた光沢のある瓦は、年月が経っても新しく見え、凍害にや塩害に強く、日本海
沿いに多く使われています。
北広島町のもと芸北町の集落はハウスメーカーの家はまったくなく、どの家も赤瓦で神社からお寺から車庫から物置まで赤瓦でできています。ちょうど稲穂の黄色と里山の緑に挟まれて赤瓦の集落は忘れてしまった日本の里の風景を思い出させます。







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