住民発意の地区計画が合意

今日は、浦安市美浜15自治会の臨時総会に出席し、参加者の質問に対応しました。
議案は、3年間かけて住民の意向を把握して合意形成を図った地区計画素案の承認ですが、無事承認されました。
いままでに、何箇所も地区計画を目指した地区のサポートをしてきましたが、この地区の進め方は、まちづくり合意形成の教科書のようにおこなわれました。
書き始めると何十ページのレポートになってしまいますので、ここでは、合意に至ったポイントだけを紹介します。

①まちづくりルールを検討するまちづくり委員会は、自治会中に位置づけ、公募の委員以外は、 
 自治会役員が参加し、自治会と一体となって委員会が運営された。
②地区計画の合意形成は時間がかかるので、先に住民が望ましい住環境を維持できるようなル 
 ール(まちづくりガイドライン)をつくった。
③意向調査を段階的に4回おこない、住民の意向を踏まえて制限項目や制限内容を変更した。
④住民の質問や意見に対して、こと細かく回答をおこなった。
⑤専門家のアドバイスをちゃんと聞いて、合意形成を進めた。

検討委員会は、時間が経過すると、委員の知識が高まり、だんだんアドバイザーのアドバイスをきちんと聞いてもらえない場合が多いですが、ここでは最後まで専門家の意見を尊重していただけました。それなので、絶対に合意形成が図れるように祈っていましたが、今日総会で承認されてほっとしました。
この後は、市に地区計画素案の要望書を提出し、市の都市計画決定の手続きが始まります。

この地区のまちづくりの進め方は、今後他地区の参考になるので、整理してまとめたいと思います。
※写真の自治会集会所は、震災の影響で傾いています。



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