早春のみなかみ町藤原

4月28日29日の連休初めに、みなかみ町藤原にある上ノ原で森林塾青水の講座コモンズ村ふじわら「山の口開け」が開催され行ってきました。例年はこの時期に野焼きを行なうのですが、みなかみ町が放射能による汚染状況重点調査地域となり、現在調査中、みなかみ町の下の方では問題ないみたいですが、上ノ原はまだ雪があり調査できないため、野焼きの自粛を町からお願いされました。
気温が上がり乾燥していてよく燃えそうですが、初めて燃やさない雪解けの草原を見ることができました。一週間前には雪が降り1m近く積雪量があったと聞いていたのですが、この暖かさと雨で一気に解けたみたいです。
本当にこの時期は谷川岳がよく見えます。
その北側には朝日連峰が見えます。作業をしていてもこの景色を見ると本当に疲れを忘れさせてくれます。
28日に到着して29日に帰るときまでの間で、山の表情は大きく変わりました。この暖かさ(25度)で一気に芽吹き、桜も咲いてしまいました。
一年間無事に作業ができますように、山の口開けを行ないました。
今回は、防火帯作りの一環で草原の縁辺部のタニウツギやカエデ類の除伐を行ないました。
早稲田、中央、日大の学生13名が参加してくれたので、作業がたいへん進みました。
草原の中央を流れる十郎太沢の上流、集落の水道の集水場付近ですが、雪解けのため水量が多かったです。
29日は古民家の片付け作業班と除伐班と分かれましたが、最後は古民家の前で一緒に食事をして解散しました。
雪国の春は一気に花が咲き芽吹くので、本当に素敵です。

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